2011年度 総合科学部 人間社会学科 国際文化コース 文化情報サブコース 学士課程 — 2年(前期)

2011年度 総合科学部 人間社会学科 国際文化コース 哲学·思想サブコース 学士課程 — 2年(前期)

2011年度 総合科学部 人間社会学科 国際文化コース 歴史·社会サブコース 学士課程 — 2年(前期)

2011年度 総合科学部 人間社会学科 法律経済コース 学士課程 — 2年(前期)

比較思想研究

教授・石田 三千雄, 教授・吉田 昌市, 准教授・山口 裕之

2単位

目的

いくつかの「哲学的」トピックを取り上げ,それらについて考えることで,現代社会の諸問題を考察する視座を得る.

概要

哲学史上論じられてきた多様なトピックについて,一般的・包括的な内容を各3∼4回の講義で紹介する.それを受けた「まとめ」の回では受講者の中から若干名にレポートを発表してもらい,ディスカッションを行う.毎回の授業後に疑問や意見を「一言カード」記入してもらい,次回授業の冒頭で復習を行う.また,授業で用いたファイルや資料はウェブページに公開するので復習に役立てること.

キーワード

哲学,科学と哲学,倫理学

目標

1.人文科学(哲学)に関わる幅広い知識の理解を目標とする.
2.日本語で論理的文章を書くことができる能力の養成を目標とする.
3.高い倫理観の涵養を目標とする.

計画

1.イントロダクション:現代における哲学の意義(吉田,石田,山口)
2.哲学の立場 その1:批判精神としての哲学 – ソクラテスの人と思想 - (吉田)
3.哲学の立場 その2:何のための批判?– イデアの哲学へ - (吉田)
4.哲学の立場 その3:イデアの哲学 – 哲学と宗教 - (吉田)
5.まとめとディスカッション(吉田,石田,山口)
6.現代科学論の系譜(1)自然法則とイデア論(山口)
7.現代科学論の系譜(2)経験は真理を保証できるか(山口)
8.現代科学論の系譜(3)プラナリアの記憶物質(山口)
9.現代科学論の系譜(4)因果関係は実在するか(山口)
10.まとめとディスカッション:「科学の正しさ」をめぐって(吉田,石田,山口)
11.倫理的な正しさとは何か その1:リベラリズムの立場(石田)
12.倫理的な正しさとは何か その2:リバタリアニズムの立場(石田)
13.倫理的な正しさとは何か その3:コミュニタリアニズムの立場(石田)
14.まとめとディスカッション(吉田,石田,山口)
15.授業全体のまとめ(吉田,石田,山口)

評価

毎回の授業の最後に記入する「一言カード」,授業中に行う「小テスト」,「まとめ」授業における発表,学期末レポートを総合して評価する.得点の配分や発表と期末レポートの採点基準については授業中に説明する.

再評価

(再試験を)行う.

教科書

なし.

参考資料

授業中に適宜指示する.

連絡先

石田(2328, 088-656-7147, mishida@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 水曜14時から15時
山口(共通教育4号館404(11年3月まで), 088-656-7615, yamaguti@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 火曜10:30∼11:30
吉田(総合科学部1号館 1N11 室(北棟1階), 088-656-7150, shoichi@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 水曜12時から13時