日本文学演習

鳴門教育大学・野口哲也

4単位

目的

映画や小説を読み解く作業を通じ，応用可能な文化研究および近代文学研究の基礎を身につけてもらうことを目的とする．

夢や異界・非日常に関わる近現代の文学作品をとりあげ，それらを原作とした映画とも比較しながら分析・考察を加える．毎回担当者を決めて研究発表を行い，それに基づいて全員で討議を行う．

文学

発表者以外もあらかじめ各作品を熟読して臨み，活発な議論の場を作るよう心がけること．取り上げる作品や発表担当の回数については，受講者の人数や関心の所在を確かめたうえで調整することがある．

1.	文化研究，近代文学研究の基礎を身につける．
2.	映画や文学についての知識を深める．

1.	映画と文学についてのガイダンスと担当者決定．以下の作品について担当者を決めて発表してもらう．テキストは変更もあり得る．
2.	テーマ設定，調査方法，発表方法概論
3.	図書館の使い方，文献資料探索実習
4.	森鴎外「舞姫」
5.	夏目漱石「夢十夜」
6.	夏目漱石「こころ」
7.	泉鏡花「外科室」
8.	泉鏡花「草迷宮」
9.	谷崎潤一郎「刺青」
10.	谷崎潤一郎「春琴抄」
11.	室生犀星「あにいもうと」
12.	室生犀星「蜜のあはれ」
13.	内田百閒「東京日記」
14.	内田百閒「サラサーテの盤」
15.	芥川龍之介「藪の中」
16.	レポート

発表内容，討議への参加度，レポート，出席状況等により総合的に評価する．

行わない．

教科書は使わない．文庫本などで入手しにくく図書館にもない小説については教材プリントを配布するが，手軽に買えるものは購入すること(最初に指示する)．参考書は適宜指示する．

野口(noguchi@naruto-u.ac(no-spam).jp)

オフィスアワー: 授業直後の時間帯

最終更新: Fri Nov 4 14:05:05 2011 　このページは EDB から自動生成されました．