2011年度 徳島大学 共通教育 教養科目群 — 毎年(前期)

人間と生命 / パンセと絵画

Humanity and Life / Pensées and Arts

平成19年度以前の授業科目:『人間と生命』

平成16年度以前 (医保は17年度以前) の授業科目:『人間と生命 / パンセと絵画』

教授・大橋 眞

2単位

 月(3・4) 全(全)

授業の目的

人間とは何なのかについて,パンセに書かれた人間観や同時代のアート作品を取り上げながら考えてきます.受講生自身が感じて,考えたことをまとめます.さらに地域社会人との意見交換や,受講生の発表を聞きながら,自らの考えをまとめて行きます.自分の持っていたとは異なった視点から物事を見ることにより,学ぶということの意味を考えます.また,人間についての考察を深めることを目指します.また,自分の意見を表明することを通じて,積極的な学びを目指します.

授業の概要

本講義は,人間とは何なのかについて,パンセに書かれた時代に焦点をあてて,同書に描かれた人間観を同時代のアート作品を鑑賞しながら,対話から議論へと発展させて行きます.また,この時代の世界の動きに対する理解を深めていきます.

キーワード

パンセ,人間,絵画,人間観,対話,議論

受講者へのメッセージ

地域の社会人がボランティアとして参加する授業です.コメンテータとして,授業で取り上げるテーマについてコメントをしてもらいます.この授業のカテゴリーは,「人間と生命」ですが,「歴史と文化」「生活と社会」「自然と技術」にも関係する総合的な内容です.生物学の考え方から様々な分野に関連することを実例を取り上げながら,取り上げることもあります.

到達目標

1.パンセに書かれた人間観をもとにして,対話から学ぶことを知る.
2.絵画作品を鑑賞しながら,その作品の意味があるのかについて議論をしながら考える.
3.地域社会人との対話を通じて,学びつづけることの意義を考えます

授業の計画

1.はじめに (この授業の目的)
2.パンセの書かれた時代
3.彫刻作品から読み解く
4.宗教画
5.自画像
6.キリストと絵画
7.オランダという国
8.中世の生活
9.日本の絵画1
10.日本の絵画2
11.絵画から読み解く医学の進歩
12.印象派
13.20世紀の絵画
14.絵画から見た日欧の繋がり
15.パンセと絵画から見えてくるものとは
16.総括授業

成績評価の方法

毎回のミニレポート60%,課外活動への参加と期末レポート40% ,として評価する

再試験の有無

なし

教科書

特になし

参考書

適宜参考書を紹介します.

連絡先

大橋(088-656-7261, ohashi@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 水ー金 午前10時ー12時