比較生理生化学

2007年度総合科学部自然システム学科生命·環境コース生命機能サブコース学部課程 — 2年(前期, 集中)
2007年度総合科学部自然システム学科生命·環境コース生命環境サブコース学部課程 — 2年(前期, 集中)

比較生理生化学

授業の目的

地球上には，我々人間も含め，多岐多様にわたる生物が存在する．細菌から高等真核生物にいたるまで，生命活動に必要なシステムは共通のものもあれば，その生物に特異的なものもある．この講義では種々の観点に基づき，生物間の個体，細胞レベルから分子レベルまでを比較した時に見られる統一性と多様性について述べる．

授業の概要

生命システムにおける生物間の統一性と多様性

キーワード

遺伝子，細胞，タンパク質，進化

先行科目

生命システムの基礎I，生命システムの基礎II

関連科目

生物化学，発生学，分子生物学

受講者へのメッセージ

生命•環境コース(生命機能サブコース•生命環境サブコース)のサブコース指定科目です．

到達目標

1.	生物間の細胞の構造，分裂，遺伝などの相違が理解できる．
2.	生物間の分子レベル(核酸，タンパク質，脂質，糖質など)の相違が理解できる．

授業の計画

1.	生物の核酸と構造 (渡部)
2.	各生物の遺伝情報の伝達システム(複製，転写，翻訳とそれにかかわる因子)(渡部)
3.	分子(糖，脂質，タンパク質)の生命間の相違 (佐藤)
4.	タンパク質の類似性と進化 (佐藤)
5.	生物の分類 (真壁)
6.	生物の細胞における構造と機能，進化(真壁)
7.	生物細胞の細胞分裂，細胞周期，細胞の分化(真壁)
8.	生物間の細胞進化(分子レベル，ゲノム，細胞小器官)(松尾)
9.	生物の遺伝と相違 (松尾)
10.	定期試験

成績評価の方法

各担当教員の小テストもしくは課題と，総合した定期試験により評価する．

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

教科書「バイオテクノロジーテキストシリーズ生化学」(IBS出版)，参考書「エッセンシャル細胞生物学第2版」(南光堂)

参考資料

適宜，プリントを配布する．

WEBページ

→コンテンツサーバ (EDB/CMS)

連絡先

松尾(適応進化学研究室, 656-7270, matsuo@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
　オフィスアワー: 月曜日 17:00 - 18:00
真壁(N3220, 088-656-7269, )
渡部(088-656-7253, minoru@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
佐藤(3N05, 088-656-7657, tsatoh@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
　オフィスアワー: 授業時間以外の平日9:00-17:00