2008年度 人間·自然環境研究科 臨床心理学専攻 修士課程 選択必修科目 — 1年, 2年

障害臨床心理学特論

教授・山本 真由美

2単位

目的

幼児期から高齢期というさまざまな発達期に生じる可能性のある障害の特徴,障害のとらえ方,障害が及ぼす影響などを生物的心理的社会的観点から捉える. また,それぞれの障害に対してどのような関わりができるのかを事例を通して考えていくことを目的とする.

概要

障害の理解と対応

キーワード

生涯発達,他領域との連携,統合的観点

注意

積極的に授業に参加し,主体的に学ぶ姿勢を期待する. 後半の事例·論文報告では,受講者が関わっている事例もしくは論文を紹介し,それについて検討する.

目標

1.障害を理解し,それを説明できる.
2.障害にふさわしい対応方法を考えることができる.
3.環境との関わりの中で捉えることができる.

計画

1.ガイダンス
2.子どもの障害(1) ADHD,行為障害
3.子どもの障害(2) 学習障害,知的障害
4.子どもの障害(3) 自閉性障害
5.成子どもの障害(4)身体障害
6.パーソナリティ障害(1)
7.パーソナリティ障害(2)
8.パーソナリティ障害(3)
9.パーソナリティ障害(4)
10.性障害と性同一性障害(1)
11.性障害と性同一性障害(2)
12.高齢期の心理的障害(1)
13.高齢期の心理的障害(2)
14.高齢期の心理的障害(3)
15.高齢期の心理的障害(4)
16.まとめ

評価

受講姿勢と授業時に課す課題レポートによって評価する.

再評価

行わない.

教科書

テキスト臨床心理学5 ライフサイクルの心理障害 誠信書房

参考資料

野村みどり,他 ピレイセラピー:こどもの病院&教育環境 建築技術

連絡先

山本(3s06, 088-656-7192, yamamoto@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)