回路工学特論
Advanced Circuit Theory
形態
講義および演習
目的
非線形回路の解析手法,および,非線形振動回路の振る舞いとその応用について講述する.
概要
非線形電子回路の素子のモデリング手法,動作点解析,過渡解析手法,定常振動解の求解法などについて講述する.次に,非線形振動回路にみられる同期現象やカオス現象などの振る舞いについて講述し,これら非線形振動現象の情報通信工学などへの応用について講述する.(授業形態:講義形式)
キーワード
非線形回路,回路解析,振動回路
関連科目
要件
基本的な線形回路の解析手法を習得していること.
注意
講義は,原則として英語で行う.
目標
1. | 非線形回路の解析手法を理解する |
2. | 非線形回路の振る舞いとその応用について理解する |
計画
1. | 非線形素子のモデリング |
2. | Newton法による非線形回路の動作点解析 |
3. | 非線形回路の過渡解析手法 |
4. | 非線形回路の定常振動解の求解法(4回分) |
5. | 非線形振動回路の同期現象(2回分) |
6. | 非線形振動回路のカオス現象(2回分) |
7. | 非線形回路の工学的応用(4回分) |
8. | まとめとテスト |
評価
試験80%,平常点(レポート)20%で評価し,全体で60%以上あれば合格とする.
対象学生
開講コース学生のみ履修可能
教科書
なし
参考資料
牛田明夫,田中衞著,「電子回路シミュレーション」,コロナ社
スメール,ハーシュ著,「力学系入門」,岩波書店
連絡先
西尾(E棟3階南 D-7, 088-656-7470, nishio@ee.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
備考
授業を受ける際には,2時間の授業時間毎に2時間の予習と2時間の復習をしたうえで授業を受けることが,授業の理解と単位取得のために必要である.