2008年度 総合科学部 学部課程 — 1年

現代GP環境教育プログラムI

教授・三好 德和

2単位

目的

本学の教育目的である地域創生総合科学における人材養成に資するため,徳島県における環境教育の充実を図り,「単なる知識の取得や理解にとどまらず,自ら行動できる人材,即ち人間と環境との関わりについての正しい認識に立ち,自らの責任ある行動をもって持続可能な社会づくりに主体的に参画できる人材」の育成を目的とします.

概要

地域再生・経済活性化のためには,インフラの整備や企業活動が不可欠であるが,それによって引き起こされる環境破壊は深刻な問題である.徳島県民が愛する母なる吉野川は,良質で豊富な水量を湛え,豊饒な恵みを我々に与えている.しかし,水源である山地は,放置された状態となっている所が多く,下流域である徳島・鳴門市内の河川の水質悪化は大きな問題である.そこで,本取組では対象を吉野川流域に俯瞰的に焦点を当て,豊かな自然環境保全と持続可能な地域発展が共存共栄するために,地域と連携した適切な環境アセスメントを行うことができる人材を育てる環境教育を展開する.即ち,単なる知識の取得や理解にとどまらず,人間と環境との関わりについての正しい認識に立ち,自らの責任ある行動をもって持続可能な社会づくりに主体的に参画できる人材(市民・NPOの育成,環境行政に携わる人材,企業の環境活動に携わる人材等)を育成する.その一環として,現代GP科目として「環境科学教育フォーラムin徳島」を年4回(3・4回目は合同総括フォーラムとして実施)開催する.フォーラム開催に際し,事前授業を行いフォーラムに参加し,課題に即したレポートを提出してもらいます.

キーワード

環境科学,持続可能な開発,官産学市民協働

注意

4回すべての「環境科学教育フォーラムin徳島」に参加することが必修です.日程は未定ですので掲示に気をつけてください.

目標

1.自然環境と開発の共存共栄に心を配ることができる様になること

計画

1.平成20年度第1回(6月実施予定「吉野川における環境共生型川作づくり」
2.平成20年第2回(9月実施予定); 「吉野川流域の豊かな自然と文化と歴史について」
3.平成20年度第3・4回(2月実施予定); 総括フォーラム「豊饒な吉野川を持続可能とする共生環境教育」

評価

出席と課題レポートにより評価

再評価

原則として無し

連絡先

三好(総合科学部3号館北棟2階 2N03, 088-656-7250, miyoshi@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)