2008年度 工学部 化学応用工学科 昼間コース — [必修] 3年(前期)

化学応用工学実験2

Experiments of Chemical Science and Technology 2

准教授・南川 慶二, 准教授・平野 朋広, 講師・西内 優騎, 助教・岩澤 哲郎, 技術員・河内 哲史, 技術員・藤永 悦子

2単位

目的

講義内容の理解を深め,基本的な実験操作を習得し,研究実験に対する姿勢を身につける.

概要

実験科目では自ら手を動かすことが基本である.そのためできるだけ小人数での取り組みが望ましい.本科目では,当該学生を少人数のグループに分け,有機化学および高分子化学分野の実験を行う.

キーワード

有機化学,高分子化学

要件

基礎有機化学の履修を前提とする.有機化学,高分子化学の履修が望ましい.

注意

特になし

目標

1.物質合成化学に関する各実験テーマの内容を把握し,使用する器具,器械の取扱いを習得する.
2.実験結果の解析方法を習得する.
3.実験の内容に関するプレゼンテーションの能力を養う.

計画

1.実験の諸注意
2.アルキル化反応
3.アセチル化反応
4.ニトロ化反応
5. 〃
6.還元反応
7.環状付加反応
8.プレゼンテーション
9. 〃
10.Grignard反応
11.酢酸ビニルの重合
12.感熱応答性ポリマーの合成
13.粘度法による高分子の分子量測定
14. 〃
15.ガラス細工

評価

実験の予習および復習の程度をノートにより評価する.各実験終了後1週間以内にレポートを提出させ評価する.その際,口頭試問を行うことがある.実験の内容について,プレゼンテーションを行う.成績評価における比率は,レポート(60 %), ノート(15 %),プレゼンテーション(15 %),および実験への取り組み(10 %)とする.

JABEE関連

本学科学習・教育目標(B:◎),(C:○)に対応する.

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

当学科ホームページより,各自で実験テキスト(PDFファイル)をダウンロードして使用する.

参考資料

実験化学講座(日本化学会編·丸善)

化学大辞典(東京化学同人)

化学便覧(日本化学会編·丸善)

有機化学実験のてびき(化学同人)

機器分析のてびき(化学同人)

高分子科学実験法(高分子学会編·東京化学同人)

有機化合物のスペクトルによる同定法(東京化学同人)

連絡先

西内(化409, 088-656-7400, nishiuch@chem.tokushima-u.ac(no-spam).jp)

備考

特になし