2011年度 先端技術科学教育部 環境創生工学専攻 生命テクノサイエンスコース 博士前期課程 — [選択]

細胞生物工学

Cell Biotechnology

教授・長宗 秀明, 准教授・友安 俊文

2単位

形態

講義

目的

細胞生物工学技術やその応用例を扱ったディベートによって,細胞工学の知識の拡充と討論スキルの向上を目指す.

概要

細胞生物工学に関する技術や周辺領域の知識を深めるため,細胞を利用した有用物質の生産や医療測定あるいは治療技術に関する最新の論文を題材として学生間のディベートを行う.また同時に討論やコミュニケーションスキルの訓練も行う.

キーワード

細胞,生物工学,討論

要件

学部教育における細胞工学及びその関連科目を理解していること.

目標

1.最新の細胞生物工学技術やその応用例を理解することができる
2.細胞生物工学関連技術について発表·討議できる能力を身につける

計画

1.細胞を用いた有用物質生産技術1(抗体の生産)
2.細胞を用いた有用物質生産技術2(酵素の生産)
3.細胞を用いた有用物質生産技術3(リンホカインの生産)
4.細胞を用いた有用物質生産技術4(サイトカインの生産)
5.細胞を用いた有用物質生産技術5(生理活性タンパク質の生産)
6.細胞を用いた検査技術1(細胞障害性の測定)
7.細胞を用いた検査技術2(シグナル伝達経路の解析)
8.細胞を用いた検査技術3(トランスクリプトーム解析)
9.細胞を用いた検査技術4(ゲノム異常/SNPs検査)
10.細胞を用いた検査技術5(細胞内感染細菌/ウイルスの検査)
11.細胞を用いた治療技術1(人工皮膚)
12.細胞を用いた治療技術2(免疫細胞療法)
13.細胞を用いた治療技術3(細胞移植/臓器移植)
14.細胞を用いた治療技術4(クローン発生技術)
15.細胞を用いた治療技術5(ES/iPS細胞)

評価

授業最終日に課すレポート50%,授業中の発表50%で評価する.

対象学生

他学科学生も履修可能

教科書

授業中に紹介する

参考資料

授業中に紹介する

連絡先

長宗(化生棟707, 088-656-7525, nagamune@bio.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月曜日16:20-17:50

備考

各々2時間の予習と復習が各2時間の授業の理解と単位取得のために必要である.