2011年度 先端技術科学教育部 システム創生工学専攻 電気電子創生工学コース 博士後期課程 — [選択]

非線形回路工学特論

Advanced Nonlinear Circuit Technology

教授・西尾 芳文

2単位

形態

講義および演習

目的

非線形回路の工学システムへの応用について講述する.

概要

発振回路や変復調回路などの通信用回路から,ニューラルネットワークなどの大規模回路網に至るまで,様々な規模の非線形回路が工学システムとして応用されている.これら非線形回路を工学システムとして応用するために必要な解析手法,設計手法,シミュレーション手法について講述する.さらに,非線形回路を利用した最先端技術について紹介し,将来の工学システムへの応用について述べる.(授業形態:講義形式)

キーワード

非線形回路,ニューラルネットワーク,カオス回路

要件

基本的な線形回路の解析手法を習得していること.

注意

講義は,原則として英語で行う.

目標

1.工学システムにおける非線形回路の重要性を理解する.
2.非線形回路工学を取り扱う技術を修得する.

計画

1.工学システムにおける非線形回路
2.発振器回路
3.通信用回路
4.ニューラルネットワーク
5.カオス回路
6.超高速集積回路
7.非線形回路の解析手法
8.非線形回路の設計手法
9.非線形回路のシミュレーション手法
10.非線形回路の最先端技術(2回分)
11.非線形回路を利用した将来の工学システム(3回分)
12.まとめ
13.テスト

評価

試験80%,平常点(レポート)20%で評価し,全体で60%以上あれば合格とする.

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

なし

連絡先

西尾(E棟3階南 D-7, 088-656-7470, nishio@ee.tokushima-u.ac(no-spam).jp)

備考

授業を受ける際には,2時間の授業時間毎に2時間の予習と2時間の復習をしたうえで授業を受けることが,授業の理解と単位取得のために必要である.