2008年度 工学部 化学応用工学科 昼間コース — [必修] 3年(後期)

化学応用工学実験3

Experiments of Chemical Science and Technology 3

准教授・安澤 幹人, 講師・鈴木 良尚, 助教・倉科 昌, 助教・林 由佳子, 技術員・平嶋 茂利, 技術員・藤永 悦子, 技術員・河内 哲史

2単位

目的

物質機能化学に関する実験を行い,実験技術を習得させると共に,関連講義の理解を深める.

概要

物理化学,電気化学,無機化学に関する基礎的な実験を行う.

キーワード

物理化学,電気化学,無機化学

要件

基礎物理化学,基礎無機化学の履修を前提とする.応用電気化学,物理化学,無機化学の履修が望ましい.

注意

化学応用工学実験3,4の開講時期は年度によって異なるので,時間割と掲示板を確認すること

目標

1.各実験テーマの内容をしっかり把握し,実験技術を習得する.
2.各実験テーマの実験結果の解析方法を習得し,実験内容のプレゼンテーションを適切に行う能力を養う.

計画

1.実験データ解析実習
2.部分モル体積
3.溶解度と溶解熱
4.液体の相互溶解度
5.液体の粘性率
6.溶液の電導度
7.pHの測定
8.無機合成
9.輸率と熱力学諸量の測定
10.水酸化ナトリウムおよび硫酸の電解合成
11.蓄電池の充放電特性
12.電導度滴定

評価

受講者は,各実験テーマ毎に担当教職員に実験レポートを提出し,その際に口頭試問を受ける.また,実験前の予習内容,実験中のデータ等の記録,および実験後の考察などは全て実験ノートに記載して,最終レポートの後に提出する.さらに,実験内容のプレゼンテーションを,中間の週もしくは最終週に行う(全員必須).成績は,受理されたレポートの内容80%,実験ノート10%,プレゼンテーション成績10%で評価され,合計60%以上を獲得したものが合格となる.ただし,以上の評価を受けるためには,全ての実験時間に出席し,かつプレゼンテーションで発表することを前提とする.

JABEE関連

本学科教育目標(B: ◎),(C: ○)に対応する

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

当学科ホームページより,各自で実験テキスト(PDFファイル)をダウンロードして使用する.また,「実験を安全に行うために(正,続)」(化学同人)を読み,実験を安全に行えるよう心掛けること.

参考資料

化学便覧(日本化学会編·丸善)

ムーア「物理化学」(東京化学同人)

連絡先

鈴木(化514, 088-656-7415, suzuki@chem.tokushima-u.ac(no-spam).jp)